自宅のリフォームもアスベスト調査が必須

アスベストの検査内容とその必要性について

アスベスト検査は試料を肉眼と顕微鏡を使って観察を行い、成分が含まれているかどうかと、種類について判定します。アスベストの繊維は細くて軽く、肉眼のみだと息で舞ってしまう恐れがあるので、少量の試料を顕微鏡で拡大して判断する方法が検査の主流になっています。顕微鏡のみだと判断に数十分を要しますが、X線回析を組み合わせると、より短時間で判断することが可能です。アスベストは専用のアナライザーを用いて、含有の有無を検査できますが、確実性を重視するなら顕微鏡が必要です。

簡易キットもありますが、あくまでも簡易的なキットに留まり、含有しているか否かの判定に使えるものと捉えるのが無難です。アスベスト検査の必要性は、義務付けられるようになったことから、疑う余地なく不可欠だといえます。検査が必要になるのは建物の解体や改造、補修を行うときで、アスベストの使用状況の有無を事前に調べる必要があります。試料を採取して調べますが、含有が認められる場合は除去したり、封じ込みや囲い込みといった飛散防止が必要になります。

有害性については既に広く知られている通り、繊維を吸い込みやすく、一度吸い込んだ繊維は肺に残り続ける性質があります。繊維そのものに毒性はありませんが、肺に悪影響を与え続け、肺疾患の原因になるので注意です。軽視したり安易に無視しても構わないと考えると、繊維が大気中に飛散して被害を招くことになりますから、必ず専門の会社に相談して調べてもらうことが大事です。

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