自宅のリフォームもアスベスト調査が必須

アスベストの調査および報告がともに不要なケース

家の建て替えを行うとき、既存の建築物は取り壊しが必要不可欠です。古い時代に建築された建造物は石綿が使用されているケースもあるため、アスベスト調査が必要です。さらに、解体工事の対象になる床面積の合計が80平米を超える場合は、石綿の使用に関わらず自治体に対しての報告義務があります。例えば、延べ床面積が25坪の2階建て住宅の場合、25坪は82.5平米(25坪×3.3平米)になるので、アスベスト調査の結果報告が必要です。

しかし、延べ床面積が20坪の場合は、20坪×3.3平米=66.0平米になるので結果報告の義務はなくなります。ちなみに、建築物の解体工事に該当しないとされる作業は、結果報告だけでなくアスベスト調査そのものも不要とされます。例えば、畳や電球を交換する作業や壁に釘を打ちモノを固定する作業、リフォームのとき既存の建材を除去することなく新しい壁紙を貼ったり塗装するときなどです。ただ、照明器具の本体を交換するとき、釘を打つ壁がケイ酸カルシウム板などのようなアスベストの使用が疑われるものに穴を開けるケース、古い壁紙や塗装を剥離するときなどいずれも調査が必要です。

この場合は、改修工事の請負代金が100万円(税込)を超えるときには報告義務もありますので注意が必要です。外壁塗装などの場合は、古い塗膜を剥離するといった作業になりますので、アスベストの事前調査は必要になりますが、工事代金が100万円(税込)以下で古い外壁の上にそのまま外壁材を重ね張りする場合は、報告も不要です。

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